青い春赤い舌黄色っぽい映画

イエエエーーー!緩慢な死を甘受しつつ完全な破壊の到来を今か今かと待ち続けてるほどの完全なモラトリアムに浸りきって後の僕にはもうポスト・モラトリアム=社会人or浮浪者に向かって一直線の道しか残されていないのです!
月曜に極東最前線*1w/NOTARIN'Sに行って来ましたよ。NOTARIN'Sの遠藤ミチロウさんは親に顔向けできない音楽やり続けて四半世紀という大御代であります。デビュー当時はスターリンというバンドでブタの生首ブン投げたり臓物ぶちまけたりステージに自分の小便ぶちまけたりしてたそうです。でも音楽もちゃんとかっこいいから嘆息。そういえば田口トモロヲはそれに影響受けたんだか何なんだかばちかぶりというバンドをやってステージにウンコしたそうです。ばちかぶりの音楽は聴いたことないからわかりませんがバンド名かっこいいね。
ノータリンズはアコギボーカルとチェロとドラムの三人編成なんですけどチェロの人がチェロをギターみたいに持ってコードストロークみたいな感じで弾いたりグラインダー取り出して火花散らせたりして大変だったよ。チェロって言うかパンク担当だったよ。
曲は「父よあなたは偉かった」という出だしで始まって家に帰るとき近所のおばさんの口に領収書を突っ込んだとかそういうやるせない事柄をどんどん並べ立てた挙句に「父よあなたは偉かった!僕の心には、もう一片のユートピアも残されてはいないのです!」というフレーズを五、六回叫び倒すのがすごくかっこよかった。あと天国の扉のカバー。去年のカウントダウンジャパンで見たときまず冒頭のミチロウの絶叫を聞いてサーっと客が引いていって出だしの「お前は一人で、死ぬのか」ていう歌詞を聴いた瞬間に俺の横に立ってた女性がくるっと踵を返してどこかに出て行ったのを思い出した。おかげですごく見やすくなった。
イースタンは全体的に不調だったんだけどもしかして音のバランスが変わったからかも知れんね。一緒に見てた友人曰く「ギターと声がでか過ぎ」。でも曲としては「風ノ中」とか「葉桜並木」とか「ドアを開ける俺」とか今まで聞けてなかったのが聞けたので良かったっちゃ良かった。と思ってたのだが友人に言わせるともっと調子のいいときにそれらの曲を聴きたかったとのこと。なるほど一理ある。イースタン見にいくのしばらくやめてみようか?と帰る道々話し合う。

*1:イースタンユースというバンド主催の定例企画公演。基本的に対バンが先攻でイースタンが後攻という形式。