悲喜こもりが高じて泣き笑い続きの感動的な毎日

タワシじゃないのよ涙は

お久しぶり!この文章を見た人は以後親しい友達とやる古今東西の最初のお題は「今までオカズにした事のある同級生の名前」しか認めないからそのつもりでよろしく!
もうなんか最近むしゃくしゃしてしょうがないのでいっちょパーッとやるべぇ!と学友と盛り上がった結果「コロッケを山程食う」という催しを厚木の河原で開催する事にしました。もうちょっと詳しく言うともう人の真似して親を刺し殺す歳でもないので「ハチミツとクローバー」という今流行りの漫画の真似をして一巻で主人公の先輩がタイムサービスのコロッケを10キロ買ってきて美大の寮に住んでいる主人公達に食わせるというシーンがあったのでそれを再現しようという趣旨でした。
しかしさすがに5人で10キロは無理だんべ。
というわけで内訳としては普通のコロッケ50個、カレーコロッケ50個で行こう、という話になりまずはサティの地下でプレーンコロッケ50個調達。意外と安い。確か2000円しなかったんじゃないかと思う。しかし今気付いたんですけど「コロッケ50個下さい」と注文したときのあの微妙な空気感を文章で伝えるのはとても難しいですね。なんというか、高揚40%気恥ずかしさ40%してやったり感20%もう俺たち後戻りは出来ないぜという実感PRICE LESSみたいな内訳の感情というか、わかりにくいですか?まあこれは実際にやってもらうのが一番手っ取り早いと思うので皆さん是非お近くの店頭で「コロッケ50個」って言ってみて下さい。「スマイル下さい」って言ったときとはまた違った店員の侮蔑混じりの笑顔に会えるよ。
次にカレーコロッケを調達しようとしたのだが残念ながら25個しか残っていなかった。気を取り直してメンチカツを5個買い計80個にする。因みに写真は80個全部新聞紙の上に並べてみたところです。間にあるのはキャベツです。わかりにくいかもしれませんが。ていうかコロッケがタワシにしか見えませんが。
それと俺らが河原に下りて行ったら初々しい高校生カップルが先客でいて乳繰り合っておったんですが俺らが新聞紙広げてコロッケを黙々と積み上げているのをみて逃げるように去っていきました。なんでやろ?まあええわ。イナザワ君、イナザワ君、今日もまた、ビールを飲もうじゃないか(C)向井秀徳
ってんで食い始めたわけですがいや〜意外と数食えないねコロッケって。考えてみりゃ油だらけだもんな。なので俺は8個ぐらい食ったところでだんだん胃と心がむかついてきて10メートルぐらい向こうで打ち上げ花火やってる連中が打ち上げる度に「うるせえな!コロッケ食えよ!花火もいいけどコロッケ食えよお!」と涙ながらに有権者一同に訴える政治活動家マニフェストは「コロッケ食えよ」)になって皆に白い目で見られるお寒い存在になってました。というわけで今回の催しの結果として「人間がコロッケを食える限界は平均10個」というトリビアの種が生まれました。余ったのはちゃんと五人で分けて持って帰りました。でもキャベツは「自然に戻るからいいだろう」という理屈をつけて河原に投げ入れました。

そんでシメに千円分ぐらいの花火セットに一気に火を付けてみたんですが花火っていうか焚き火になりました(写真は友人とこ*1から無断拝借。完全に著作権侵害。でもいい写真だから使いたかったんだものこれ!すみません訴えないで下さい!)。イメージ的にはもちっと花火っぽく色とりどりの火薬がパーッとっていうのを想像してたんですけどね。やっぱ一気に燃やすにはそれなりの数がないといかんですね。因みに燃えカスはちゃんと回収して持って帰りましたよ。べつに正義感に溢れてるわけじゃなくて俺らシラケ世代は他人からの非難を浴びるのが何より嫌いなんですよ。
そんでなぜか帰りの車の中で「今交通事故起こしてみんな死んで司法解剖とかされたら大変な事になるなあ」という話で盛り上がりました。
「大変です!胃の中の残留物にコロッケしか見当たりません!」
「こっちもだ!何だ!一体何が起こってるんだ!」
阿鼻叫喚の解剖室なわけですよ。そんで五人のうち一人生き残った奴がベッドで尋問されるわけですよ。
「吐け!あの河原で一体何を企んでたんだ!」
「いや、、、ただコロッケを食べて、、、、」
「なぜコロッケなんだ!理由があるだろう理由が!」
「いや、、、、あの、、、その、ハチクロという漫画がですね、、、」

ハチミツとクローバー 8 (クイーンズコミックス)

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